DTM講座 > GarageBandではじめよう > Lesson4 アレンジしよう > 4、ピアノフレーズ
前回までにコードについて解説してきましたが、今回のレッスンでは、このコードを元にピアノフレーズを作ってみます。

今回アレンジする曲は上のようなメロディとコードになっています。ピアノのフレーズを入力する前に、GarageBandにメロディ用のトラックを作り、メロディのフレーズを入力しておいてください。楽譜を印刷されたい方はこちらから。
ピアノフレーズを作るとき、まず見るべきものはコードです。後々、メロディのことも考えながらフレーズを作成す必要があるかも知れませんが、現段階では、メロディのことは無視してもらってコードのみから作ってみます。
まずは、最初の4小節を作ってみましょう。コード進行が「
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→
→
」となっていますが、とりあえず、各コードの構成音を全音符で入力してみます。入力方法は、
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の手順で入力します。これは、MIDIキーボードなどの鍵盤を使って考えたほうがよいかも知れません。
実際は、スケールを考えて、ルートから1つおきに3つの音を組み合わせれば出来上がることが多いので、そう考えるほうが早いかも知れませんが、正確にはスケールの音から外れる場合もありますので、念のため確認する必要があります。
上で入力したピアノのフレーズは下の楽譜のようになりますが、これはあくまでコードをそのまま入力しただけのものなので、ここからピアノフレーズに近づけていきます。

コードは構成音が同じであれば、その順番は問題でもありません。例えば「
」なら構成音は「ド・ミ・ソ」ですが、下から「ド→ミ→ソ」「ミ→ソ→ド」「ソ→ド→ミ」の、どれでも同じ「
」ということになります。これを転回形と呼びます。
実際にピアノを弾く場合、移動ができるだけ少なく済むように、楽譜上で各構成音をオクターブ上や下に移動するなどして、転回形を使い、スムーズにつながるようなフレーズにします。

今回は「
」の基本形をはじめにし、それを基準に考えましたが、どの高さを基準にするか、つまり、どこからはじめるかはとりあえず自由に決めていただいて結構です。また、「
」→「
」に行くときに、「
」は2通り考えられますが、どちらも最小の移動と言えますので、どちらでも結構です。
上のピアノフレーズでは全音符でコードを1回弾いているだけなので、ちょっと寂しいかも知れません(これも立派なパターンの一つと言えますが…)。通常、ピアノなどの楽器は、同じ音にリズムを付けて、パターンとしてフレーズを作ります。ただし、これには楽器によって様々なパターンがありますので、よく使いそうなものを例として挙げてみます。
| パターン1 | パターン2 | パターン3 |
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| 1拍ずつ1小節に4回コードを演奏するパターン | パターン1の一番下の音を8分後ろへずらすパターン | アルペジオを交えながら4回演奏するパターン |
このようなパターンを考えつつ、上で考えたコードを当てはめます。今回は一番シンプルな「パターン1」を使ってみますが、以後は基本的にこのパターンは同じで、コードによる音が変わるだけだと考えてください。

ピアノは通常両手で演奏するものです。今まで考えてきたものは右手のフレーズになるべきものなので、左手のフレーズを考える必要があります。
| 左手はコードのルートを単音で演奏するのが基本 |
で、上のように1拍ずつ4回弾くパターンでも、左手は延ばしておくことが多いようです。ただし、ただのばすだけでなく、同じ音を加えたり、音を変えたり(5度の音をを使うことが多いようです)していくつかのパターンを作ることも可能です。
| パターン1 | パターン2 | パターン3 |
| 一番最後に8分音符で同じ音を入れるパターン | パターン1の最後の音を5度の音に変更したパターン | 2拍まとまりで最後に8分音符を入れたパターン |
このような様々なパターンから好きなものを選んでください。今回は「パターン1」を選択して、右手と左手をあわせると、下のようなフレーズが出来上がります。これで、一応完成です。

アレンジ課題曲の最初の4小節は3和音のコードだけでしたが、次の4小節は下の楽譜のように4和音のコードになっています。ここでは、上と同様のパターンのピアノフレーズを作りますが、4和音の場合どうするか考えてみます。

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4和音の場合も、まず、各コードの構成音を入力しますが、これも3和音の場合と同様の入力方法で
の手順で入力っしていきます。
ちなみに、「
」は【Lesson4-3 コードのバリエーション】で解説したコードの書き方の規則の通りなら、「
」と書くべきですが、通常、「
」と書くことが多いようです。
これらを実際に並べると、下の楽譜のようになりますが、前の4小節が3和音だったので、ここでもそれに合わせて、3和音にしてみようと思います。ここで4和音から3和音にするには、1つ音を省略する必要がありますが、こういった場合、ルートの音を省略することが多いです。

ピアノの場合、ルートは左手で弾きますし、他の楽器の場合でもベースがルートを弾いていることが多いので、省略するには一番適しています。
あとは、3和音と同様に、あまり動かないように音を変更し、パターンをその音に当てはめて、左手を入力すると以下のようなフレーズが出来上がります。

ちなにみ、最後の音は全音符で延ばして終わるようにしましょう。これは、終わるときの定番と考えてください。
このように、ピアノフレーズはコードが決まれば、ある程度フレーズを決めることができます。ただし、今回紹介したようなピアノパターンは、ジャンルなどにより数多くあり、また、自分なりのフレーズを作ることも大切です。
アレンジを学習することは、このパターンをいくつも学習するということかもしれませんので、様々なパターンを覚えることが重要です。今後、よく使うパターンをたくさん紹介できればと思っています。
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